色彩知育の無料ミニレッスンをオンラインで受講しました

一般社団法人「日本こども色彩教会」が提唱する「色彩知育」のミニレッスンを受講しました。色彩知育については以前のブログ記事でも紹介しましたが、「色と言葉がけでこどもの知性と個性を伸ばす」というコンセプトが「子どもが気軽に本物の芸術に触れる環境を作りたい」という思いから出来た「おはなし名画シリーズ」や「おはなし名画をよむまえに」にも通じるものがあると感じ、以前から興味を持っていました。

色と言葉がけで、世界は変わる

『色と言葉が人の環境となり、人生を創っていくのだ』と、人や色と言葉に深く長く関わり脳科学や大脳生理学を学んでいくと、そう確信してきます。

日本こども色彩協会|こどもの習い事・知育教室と大人の資格講座 (kodomo-shikisai.com)

レッスンの導入部分でインストラクターがご自身のお母さまが入院したときの体験を話してくださいました。そのなかで「病院には色がない」という言葉があり、心に残りました。絵本を病院に持っていき、一緒に読むとお母さまの目が生き生きと輝きだすのが分かるそうです。入院生活にも彩りは必要で、患者さんも求めているのでしょう。

博雅堂出版は「おはなし名画シリーズ」や「おはなし名画をよむまえに」をご希望いただいた子ども食堂に寄付していますが、小児病棟への寄付も始めようと考えていたところだったので、背中を押される思いがしました。色彩は脳への刺激ですので、感性や情緒の成長に欠かせません。小児病棟に長期間入院している子ども達の発育に少しでも力になれたらそんなに嬉しいことはありません。さっそく実行に移すことにしました。

本番の「色を使ったワーク」も楽しかったです。モノトーンに思える果物の写真も、よく見ると色々な色が隠れていることに気づきます。固定観念に縛られず柔軟な頭で注意深く物事を見ることの大切さを感じました。分析力を身に付ける狙いもあるとのことでした。

印象に残ったのは「今日の自分の気持を3つの色で表現するワーク」や「今の自分を3つの色と形で表現するワーク」です。
正解、不正解がない問いに対して自分なりの答えを考えたり、他の人の答えを聞くことで多様性、個性、知性、主体性を育む狙いがあるそうです。
「今日の自分の気持」や「今の自分」について自問して、それを色や形に置き換えることで、自らを省みたり、イメージを膨らませることが出来ました。色や形についての感性も少し研ぎ澄まされた気持ちになりました。

子どもが小さかった頃、よく家族で美術館に行ったのですが、帰りにはいつも「どの絵が一番好きだった?」という話題で盛り上がりました。
皆がそれぞれの「好きな絵」を発表するのですが、ゴッホの「ひまわり」や北斎の「波の絵(富嶽三十六景:神奈川沖浪裏)」など定番の絵を気に入ることもあれば、私が覚えてもいないようなマイナーな絵を選ぶこともあり面白かったです。マイナーな絵のほうが「どんな絵だっけ?」「どこが好きなの?」などと会話も弾みました。これも「正解、不正解のない問い」ですので、ミニレッスンで教えて頂いたワークにも通じるものがあったように感じます。

ミニレッスンは1時間弱の簡単なものですが、更に学びたければインストラクターコース等、色々な講座が用意されていますので、ご興味がありましたら日本こども色彩教会のHPをチェックしてみてください。

色彩を使った知育は「おはなし名画シリーズ」や「おはなし名画をよむまえに」も活用いただくと更に効果的だと思います。
おはなし名画をよむまえに」は0~6歳位の幼児が自然に楽しく名画と触れ合うことが出来る名画絵本です。

色彩感覚を更に伸ばし、感性や想像力を育むのが「おはなし名画シリーズ」です。子どもから大人まで楽しめます。

おはなし名画
おはなし名画 チラシ

また、新おはなし名画シリーズの「対訳 鳥獣戯画」と「対訳 北斎の富士」は英語の対訳付ですので、英語教育にも活用できます。

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