鏡臺不二:江戸の人々の暮らしぶりが伝わります

富嶽百景には富士山とともに江戸時代の人々の暮らしが描かれた作品が沢山あります。鏡臺不二もその一つです。

題名は夕日を鏡に、富士山を鏡台に見立てたものです。

この絵で注目したいのは前景です。
漁師たちは仕事を終えて家路につくところでしょう。まとわりつく犬は魚をおねだりしているかのようです。樽は生け簀として使われているのでしょうか?

江戸の人達の暮らしや文化が描かれた貴重な作品です。あくまでも富士山を主役とする三十六景にはない魅力だと思います。

写真からも分かる通り、保存状態はかなりボロボロです。初編の刊行が1834年ですのでもう200年近く経っているので仕方ないかもしれません。どなたか適切に保管できる、しかるべき人(組織)にお譲りすることも検討しています。ご相談はいつでもお受けしますので、こちらからお問い合わせください。

さて、博雅堂出版の葛飾北斎に関する本のご紹介です。

富士山に魅せられた天才絵師葛飾北斎が「富士山」と「富士山を見る人々の暮らしや文化」を描いた28枚の作品を、大江健三郎氏のノーベル賞受賞講演の翻訳された山内久明先生の格調高い英文付きで楽しめます。

B4変形 36ページ
作品点数 28点
本体価格 ¥2,000(税別)

描いて描いて描きまくった人生をご本人の北斎爺さんに絵の解説をまじえながら語ってもらっています。
北斎の熱い想いを子どもにも分かり易い文章で綴っています。50点以上の作品に加えて多数の挿絵が掲載されています。

B4変型判 64ページ
作品点数 50点
本体価格 ¥3,200(税別)

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