孝霊五年 不二峯出現:富士山の雄大さが際立つ構図です

富士山が突如出現したという伝説は江戸時代には結構普及していたそうです。孝霊天皇について調べたところ、第7代天皇とされていますが、『日本書紀』『古事記』の記載も少なく、実在していたか否かは定かではないようです。江戸時代には富士山信仰が流行していたので、様々な伝説も普及しやすかったのでしょう。

富士山を見上げる人々の身なりは江戸時代のものです。時代考証的な正確さよりも作品を観る人たちが感情移入しやすいことを優先したのでしょうか。北斎の思いっきりの良さを感じます。

山頂を枠外に突出させている手法や人々の視点を山頂に集めている構図が富士山の雄大さを強調しています。観る人に強いインパクトを与えたいという気持ちが伝わってきます。

会社の所有する富嶽百件(初編)は既にボロボロですが、貴重な資料だと思いますので、適切に保管を出来る方に引き取って頂くことも考えています。ご相談はいつでもお受けしますので、こちらからお問い合わせください。

さて、博雅堂出版の葛飾北斎に関する本のご紹介です。

富士山に魅せられた天才絵師葛飾北斎が「富士山」と「富士山を見る人々の暮らしや文化」を描いた28枚の作品を、大江健三郎氏のノーベル賞受賞講演の翻訳された山内久明先生の格調高い英文付きで楽しめます。

B4変形 36ページ
作品点数 28点
本体価格 ¥2,000(税別)

描いて描いて描きまくった人生をご本人の北斎爺さんに絵の解説をまじえながら語ってもらっています。
北斎の熱い想いを子どもにも分かり易い文章で綴っています。50点以上の作品に加えて多数の挿絵が掲載されています。

B4変型判 64ページ
作品点数 50点
本体価格 ¥3,200(税別)

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